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衝撃的勝利

(以下引用)
米紙ウォールストリート・ジャーナルは8日未明、サントラム氏の勝利を電子版で「衝撃的な勝利」と速報した。勝因について、資金力にものを言わせて大量のテレビCMを打ち、保守層にすり寄るロムニー氏に疑念を抱く有権者の受け皿となったと分析した。

北からミネソタ、アイオワ、ミズーリと連なる3州は、州の東端をミシシッピ川が流れる保守的な土地柄で「保守主義が健在」(サントラム氏)な場所。ロムニー氏は前回2008年のコロラド、ミネソタ両党員集会で勝利していただけに、サントラム氏の圧倒的な勝利は“ミシシッピの奇跡”といえる。

サントラム氏が7日、早々と勝利を決めたミネソタ州は、1月3日に党員集会が開かれ、同氏が1位となったアイオワ州に隣接。人工中絶や同性婚反対というキリスト教的価値観に重きを置く、聖書の教義に忠実な福音派が多い。

同じ保守派でロムニー氏と一騎打ちを演じてきたギングリッチ元下院議長(68)がつまずく中、穏健派のロムニー氏を敬遠する保守層の不満が一気に噴き出した形だ。

次は28日にアリゾナとミシガン両州で予備選、3月6日に11州の予備選と党員集会が集中する天王山「スーパーチューズデー」を控えており、「保守派の貴公子」として急浮上したサントラム氏にとって大きな弾みになったといえる。

挽回を狙うロムニー氏だが、中西部の激戦州オハイオ、保守色が強いバージニア、ギングリッチ氏の地元ジョージアやテネシー州では厳しい戦いが予想される。

ただ、候補指名に必要な代議員の獲得数では他候補を大きくリードするロムニー氏が予備選を引っ張る構図は変わらない。むしろ共和党各陣営にとって懸念されるのは、内輪の消耗戦が続くことで11月の本選を前に互いに疲労することだ。

共和党系の保守政治行動会議(CPAC)のアル・カーデナス会長は、民主党のオバマ大統領を相手に戦う本選を前に、「身内同士の攻撃に莫大(ばくだい)な資金が使われるのは非常につらいことだ」とこぼしている。

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